セラミドのお仕事

美肌

美肌にとって大事な要素、「セラミド」

名前は聞いたことはあるけれど、セラミドとはなにかをきちんと説明できる方は少ないのではないでしょうか?

「確かに詳細は分かっていないけれど、お肌にとってかかせない成分なのはわかっているので、セラミドの表記がある化粧水を買ってます!」
「潤いの元!毎日欠かさずスキンケアの際に取り入れてるから心配なし!!」

確かに間違いではありませんが、せっかくならばこの機会にもう少しセラミドについて詳しくなっちゃいませんか?

お肌への考えも変わるかも知れませんよ。

セラミドとは

セラミドとは、表皮の角質層の中にある「水分」の事を指します。

肌は4つの層から成り立っていて、主に一番上の「角層」の中に存在する水分をセラミドと呼びます。

角層の中には「角質細胞」と呼ばれる細胞がレンガのように並んでいて、セラミドは角質細胞同士をくっつける接着剤のような役割を担っています。

この接着剤が壊れたり少なくなってしまうと、角質細胞がくっつかなくなってしまい、結果的にお肌は荒れた状態になってしまいます。

ほかにもお肌の水分をブロックして、外へ出ないように守ってくれているお仕事も担っています。

体の内側から出る水分の蒸発をセラミドが止めてくれていると考えれば、どれだけ重要な役目なのか、おわかりになると思います。

赤ちゃんのお肌がもちもちプルプルなのは、大人より約20パーセントもセラミドが多く備わっているからなんですが、残念な事に年齢とともにセラミドの量は自然に減っていってしまいます。

50代になると、10代のころに比べて半分以上もセラミドが少なくなってしまうと言われています。

大事に保っていても自然に減ってしまうので、日ごろのスキンケアやセラミドを減らさないカラダ作りが大切になってくるのです。

セラミド不足によるお肌へのダメージ

お肌が乾燥するということは、お肌の中の水分を守ってくれているセラミドが不足しているということです。

化粧水をたっぷりつければ水分を補える、と思っている方が多くいますが、化粧水は皮膚の表面に一時潤いを与えてくれるだけで、実際はお肌の中の水分にはなってくれません。

どんなに化粧水をふんだんにつけても、角層のバリア機能の働きによって表皮が頑丈にガードされているので、お肌の中まで浸透することはなく、むしろ侵入した水分が蒸発してしまうため、余計に乾燥を促してしまうんです。

セラミドが不足してしまうと、小じわやシミの原因にもなってしまうので注意が必要ですが、それではどのようにしてセラミドを増やしていけばいいのでしょうか。

セラミドの増やし方

年齢とともに減ってしまうセラミドは、化粧水や美容液で増やすことは残念ながらできません。

セラミドを増やすことは出来ないので、カラダの中でセラミドを減らさないようにケアをしていくことが大切です。

重要なのはセラミド体質なカラダになること!

セラミドを生成してくれる代表的な食べ物を下記にご紹介します。

●黒コショウ
●大豆
●こんにゃくいも
●コーヒー
●黒豆

いずれも簡単に手に入る食材ばかりなので、日々の習慣として取り入れてみてもいいかも知れませんね。

なお、べに花油コーン油マーガリンなどのリノール酸を多く含む食品はセラミドを減らしてしまうと言われているので、摂りすぎには注意しましょう!

セラミドを守るスキンケアとは

セラミド不足によって荒れてしまうお肌を守るために、日々のスキンケアはどのように行えばいいのでしょうか。

答えはとても簡単!
化粧水を付けすぎず、外的からの刺激を増やさないようにする」。

たったこれだけで、セラミドを減らさないお肌へと変わることが出来ます。

紫外線やお肌のゴシゴシ洗い、またストレスおも肌が影響を受けてしまうので注意が必要です。

過剰な洗顔や化粧水の付けすぎを今すぐやめて、いつまでも潤いのあるお肌を保っていたいですね。