「コラーゲン」というワードを知っているかたはたくさんいると思いますが、詳しく説明できる人は、あまり多くはいないかも知れません。
美容系の雑誌、ブログ、SNSのどれを見ても「コラーゲン」の文字を目にすることは多いですよね。
ですが、「コラーゲンとは何から出来ていて、なぜお肌にとって大切なのか説明せよ!」
と言われても、美容外科医や専門の販売員さんなど、知識が豊富な方々でない限り正しく答えることは、難しいのではないでしょうか。
私自身、「コラーゲン?良くはわからないけど、肌にとって大事な成分ですよね」くらいにしか、以前は返答が出来ませんでした。
今回のブログでは、とても簡単に、かつ分かりやすくコラーゲンについてご説明したいと思います。
ぜひ読んで今後の美肌生活に活用してくださいね!
コラーゲンとは
お肌の構造は「表皮」と、その下にある「真皮」の二層で形成されており、「真皮」でお肌の弾力やハリ、うるおいの成分が作られています。
この弾力やお肌の厚みを出す繊維質の成分こそ、コラーゲンなのです。
真皮全体の約7割から8割をコラーゲンが占めており、特徴としてはゴムのような性質をもっています。
皮膚を引っ張った際に「ぷるんっ」と元に戻ってくれるのは、コラーゲンのおかげです!
お肌に潤いや弾力を与える以外にも、丈夫な骨や筋肉を作ったり、関節を動きやすくするなど、カラダにとって重要な役割をもっています。
赤ちゃんのお肌はコラーゲンがたっぷりなので、ぷりぷりと潤っていますが、残念なことに、30代を過ぎたあたりから徐々にコラーゲンは減っていき、それに伴い、シワも出来てしまいます。
買ったばかりのソファーやベッドはふっくらしていますが、使っていくうちにどんどんたるんでハリがなくなっていき、最終的にしわしわになってしまうのと同じこと!
失ってしまったコラーゲンを自然再生することは、残念ながらできないんです。
コラーゲンを増やすには?
では自然に失ってしまうコラーゲンを増やすには、どうすればいいのでしょうか。
「コラーゲンがなくなってしまうなら、ドリンクで補充すればいいんじゃない?」
「ドラッグストアに行けば、塗るコラーゲンが手頃な値段でたくさん売ってるし」
「最近コラーゲン鍋を食べたし、大丈夫!」
加齢とともにコラーゲンが無くなり、お肌にハリがなくなるばかりか、シワにまでなってしまうなら、外から足せばいい!
確かにそう思いますよね。
しかし、いくらコラーゲンの入っていると表記されている美容液を顔につけても、人工的な水分はお肌の表面の表皮に留まるだけで、潤いの製造元である「真皮」まで浸透されることはありません!
たとえ粒子の細かい成分が肌に浸透したとしても、「表皮」がそれらを異物として扱うため、肌の防御機能が働き、排除されてしまいます。
また魚や動物から精製されたコラーゲン美容液を使用している方もいますが、人間のカラダは、外部から生成された成分を受け付けないため、性質としてお肌に吸収されることはありません。
お鍋にぽん、といれるだけのコラーゲンのボールもスーパーで売られていますが、コラーゲンは熱を加えることで繊維質が壊れてしまうため、結果的にただのゼラチンを食べているのと同じ!
残念ながら、どんなに取り入れようとしても、こちらもお肌への効果は期待できません。
飲むコラーゲン
塗るコラーゲン
食べるコラーゲン
ならばどうすればコラーゲンは増えていくのでしょうか・・・
コラーゲンを多く含む「海洋性食品」
年齢とともに減ってしまうコラーゲンは、そのまま放置しておくと頬や口角がたるんでしまい、どんどん老化の一途をたどります。
重要なのはコラーゲンを増やすことではなく、「減らさないようにしていく」コト!
自然に体内で増やしていくことは難しいので、コラーゲンを生成する役目を持つ「海洋性食品」を積極的に摂取していきましょう。
ウナギやクラゲ、すっぽんには海由来のコラーゲンが多く含まれているので、おすすめです!
ブロッコリーや柑橘類、鉄分やビタミンCなどもコラーゲンを生成する働きがあるので、積極的に取り入れましょう。
まとめ
●コラーゲンは体内で生成されない
●お肌からは吸収されない
●海洋性食品を多くとる
コラーゲンを含んだ食事を意識して、毎日ぷりぷりなお肌で過ごしてくださいね!