肝斑が出来てしまったら?

美肌

毎日欠かさないスキンケア。

丁寧に、慎重に、大切に扱っているお肌。

それなのに、なんでこんなにくすんでいるの・・

毎朝毎晩のケアは欠かさずしてるのに・・
しっかり睡眠も取っているのに・・
食事や栄養面にも気をつかっているのに・・

こんな経験ありませんか。

落ち込みますよね。
本当、嫌になっちゃいます。

多くの方が気にする「くすみ」ですが、実はこれが「肝斑(かんぱん)」の正体なんです!

肝斑とは?できてしまう原因とは?

肝斑とは、お肌にできてしまう「シミ」の一種のことを指します。

鏡で確認できるようなわかりやすいシミに対して、目尻の下側や頬骨あたりに「ぼやー」っと広がっているのが、肝斑の大きな特徴です。

厄介な事に肝斑は両ほほに左右対称で現れ、現代の美容医学においては、発生を抑えることは難しいといわれているんです。

早い方は30代前半からじわじわと姿を現わしてくる肝斑は主に下記が大きな原因のようです。

●生理不順や妊娠、ホルモンバランスの乱れ
●紫外線
●生活習慣の乱れ(主に腸内環境)

上記に加えて、自分の肌にあっていない化粧品を使用し続けた事で、肝斑が発生したという事例も多々あるようです。

気づいたらお肌に発生していて、明確な原因もわからず治療方法もないなんて、とてもやっかいですよね。

皮膚科医によると、30代をすぎたほとんどの女性に肝斑は見受けられ、特に欧米に比べてアジアの女性の発生率が高いようです。

また最近では、男性からも肝斑の相談を受けることが増えてきたとの事。

現れてしまった肝斑を消すことも、発生を止めることも難しいのですが、目立たせない、またこれ以上増やさないための対策方法はあるので、下記にいくつかご紹介しますね。

肝斑を目立たなくするには

まずは徹底した紫外線対策を行いましょう!

お肌は四層構造で成り立っており、紫外線を多く浴びてしまうと、お肌の構造の一番下にある「基底層」に信号が送られてしまい、シミの原因である「メラニン」が大量に作られてしまいます。

これが肝斑のおおもとなので、日中外出する際の日焼け止めは対策はとても重要なのです。

とはいえ、紫外線クリームを過度に塗ることは肌へ負担をかけてしまうので禁物です。

1センチ程度の大きさを手の甲にとり、おでこ、両ほほ、鼻、口の横とつけていき、最後に指先で均一にお肌になじませるように優しく伸ばしていきます。

手のひら全体でこすりつけるように塗るのはお肌に余計な摩擦を加えてしまうので、やめましょう!

それだけでも十分に紫外線を防ぐことはできますが、パウダーファンデーションを併用したり少量のワセリンを薄く塗ることで、さらなる効果が期待できます。

また、日傘や帽子、サングラスなどのアイテムも紫外線の多い時間帯や天候などのシチュエーションによって上手に使い分けましょう。

近年ではマスクの着用に関しても、肌への摩擦から肝斑が生じるといった報告があがっているようなので、必要最低限の使用にとどめることが良いかもしれませんね。

ホルモンバランスを乱さない

併せて、ストレスはホルモンバランスの大敵!

せっかく紫外線対策を十分に行っても、食生活の乱れや睡眠不足、ストレスを抱えてしまうことは肝斑を発生させてしまうだけではなく、シミやシワの原因になったりとお肌にとっていいことは何もないので、ホルモンバランスを乱さない生活習慣をこころがけましょう。

不規則な食事や季節を問わず冷たいドリンク類を好んで飲んでいる方などは、ホルモンバランスが乱れやすいと言われているので、当てはまるようであれば注意が必要です!

なお納豆や豆腐、おからなどを含んだ和食類は女性ホルモンを増やす効果があると言われているので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

自然に増え、簡単には消すことが出来ない肝斑を作らないように、下記を念頭に置いて過ごすことが大切なポイントです。

●徹底した紫外線対策
●ホルモンバランスの調和
●和食類を意識して摂る

一生付き合っていく大切なお肌。

肝斑を増やさないよう、明日からより一層紫外線対策や生活習慣の改善などを心がけてみませんか。