今更聞けない正しい日焼け止め対策

美肌

近年紫外線の害については広く知られるようになり、老若男女問わず、日焼け止め対策(UVケア)に関心を持つ方は増えてきています。

けれど日焼け止めクリームを欠かさずに塗っていても、気づいたらシミが出来てしまっていた・・・なんてことはありませんか?

ひょっとしたら表記や効能をきちんと確認しないまま、自分に合っていない日焼け止めクリームを使っているのが原因かも知れません。

今回はUVケアについてご説明しますね。
早速明日から参考にしてみてください。

SPFとPAの違い

紫外線対策に欠かせない日焼け止めクリーム。パッケージに記載されている「SPF」と「PA」表示について、どこまで正しく理解していますか。

SPAって日焼けするまでの時間の目安じゃなかったかな

PAの「+」の表記が大きければ大きいほど、日焼け止めの効果が高いのよね

なんとなくわかっているようでいても、きちんと理解している人は多くはないのかも知れません。

下記に「SPF」と「PA」の意味をわかりやすくまとめてみました。

SPFとは?

ビーチなどで真っ赤になってしまう日焼けや、皮膚ガンの原因となってしまうベータ波(UVB)を防ぐ値をSPFと言います。一般的にSPF1は20分を基準としてるので、例えば「SPF2」の日焼け止めクリームを塗った場合は、「赤くひりひりしてしまう日焼けまで、20分×2倍の40分間肌を守る」という意味となります。

普段の外出など、日常的に使うものはSPF値が20~30程度がほど良い量と言われています。ただし「日焼けをしてシミを完全に防ぐ効果」がある訳ではないので、たっぷり塗ったからといって過信することは禁物です。

PAとは?

PAとは「+(1段階)~++++(4段階)」までを表す、アルファ波(UVA)を防ぐ効果を示す値です。一般的にちょっとした外出や日常使いには「++(2段階)」、ビーチやレジャーなど長時間太陽の下で過ごす際は「+++(3段階)」以上が推奨されており、「+」が多いほどアルファ波を防御する効果があります。

UVAは夏場以外にも強く降り注いでいて、雲やガラスなども遮らない為、オールシーズン注意が必要です。日焼けのようにすぐわかるようは変化は表れにくく、気づいたら皮膚の奥にまで浸透し、しみやシワなどの老化を引き起こしてしまう、やっかいな紫外線です。

適切な量ってどのくらい?

日焼け止めクリームには「皮膚1平方センチメートルあたり、2グラムの使用」が適量との規定があります。これは顔に塗る乳液タイプなら500円程度、クリームタイプなら少し大きめな真珠2つ分程度にの大きさに相当するので、実際かなりの量になります。全ての日焼け止めクリームのラベルに使用量が記載してある訳ではないので、正しい量を塗っていないことが多いのではないでしょうか。

日焼け止めの正しい塗り方

塗り方の基本は手に取った日焼け止めクリームを、おでこ、頬、鼻先、あごに乗せて、指でとんとんと軽く叩き込みながらムラなくなじませていきます。お肌への刺激を最小限に抑えるために、てのひらでごしごしと塗ることは避けましょう。

また時間の経過とともに日焼け止めの効果は薄れてくるので、最低でも2時間おきに塗り直す事が大切です。

日焼け止めクリーム以外のUV対策

日焼け止め対策にはいくつか種類があります。日中のお出かけの際は日傘やストール、真夏の海水浴やプールではラッシュガードとパラソルなど、シチュエーションごとに日焼け止め対策を行っていると思います。

パウダーファンデーションだけでも紫外線を反射させる効果はあるので、クリームやほかのアイテムが手元にない時はファンデーションを塗るようにしましょう。尚、リキッドファンデーションは顔料が多く含まれておりUVを防ぐには適していないので、おすすめは出来ません。

自分の肌に適したUVケアを使用

また日焼け止めにもクリームや乳液、ジェルやローションなど様々な種類がありますが、それぞれの成分には油分や界面活性剤、吸収剤が多く含まれているので、使い方を誤ると肌荒れの大きな原因になってしまいます。ご自分の肌に合った日焼け止めを使用するようにしましょう。

またスプレータイプの日焼け止めもあるので、クリームを塗り忘れて化粧をしてしまった時などに活用するようにしましょう。

まとめ

日焼け止めは正しい量を使用し、状況を見ながらファンデーションや衣服などで紫外線から肌を守るようにしましょう。SPFやPAなどは、数値や「+」が高いほど効果はありますが、肌への負担や刺激も強いので、ご自身に合った日焼け止めクリームを使用してくださいね。